ペライチ、JindoやWixなどの月額制のホームページサービスの注意点などがあれば知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
月額制のホームページサービスは、初心者にとっては、比較的簡易に導入できますが、検討する際には、いくつかの注意点があります。それらのポイントについて、わかりやすく説明しています。
会社のホームページを準備する際に、ホームページを運営する為の
しくみ
をどうするかという選択肢があります。
その際の選択肢としては、
月額制のホームページサービスを利用する
もしくは、
レンタルサーバーを利用する
の2つのパターンがあります。
前者のほうが、通常、比較的簡単に、ホームページの設定ができる仕様になっているものが多く、初心者でも、ある程度対応ができる可能性が高いと言えます。
後者のほうは、ワードプレスなどを使うことになり、設定や作り込みに手間がかかることになります。
ここでは、
月額制のホームページサービスを利用する場合の注意点
や、
比較する際のポイント
などについて、整理しています。
目次
月額制のホームページサービスを利用する場合の注意点
月額制のホームページサービスは、比較的、簡易にホームページの導入ができる反面、
注意すべき点
がいくつかあります。
それらの注意点としては、下記のようなことがあります。
・費用面について、レンタルサーバーの契約よりは「割高」になる場合がある
・将来的に、別のサービスに移行する際、データの移行が難しい
・機能面での制約がある(柔軟性に欠ける場合がある)
・仕上がりが、完成イメージと違う場合がある
順にみていきましょう。
費用面について、レンタルサーバーの契約よりは「割高」になる場合がある
月額制のホームページサービスの場合の費用については、
会社ごと
あるいは、
プランンごと
に違いがありますが、有料プランの場合、概ね、
月額3,000円前後~
になります。
もちろん、無料プランが用意されているものもありますが、ここでは、説明は割愛します。
(無料プランは、通常、独自ドメインや機能面の制限の他、広告等が表示されることになります。)
それに対して、例えば、エックスサーバーなどのメジャーな「レンタルサーバー」の場合、
月額1,000円前後~
になります。
ですので、年間で、2万円以上の差がでてくることになります。
将来的に、別のサービスに移行する際、データの移行が難しい
月額制のホームページサービスを利用していて、将来的に、
他のサービスに移行する
際に、ホームページのデータをそのまま移行することが難しくなります。
例えば、
JindoやWixは、データのエクスポート機能がありません
ので、データの移し替えは難しくなります。
ペライチの場合は、バックアップ機能はありますが、ホームページのデータ自体は、ペライチの仕様になりますので、そのままの状態では、移行できないことになります。
いずれにしても、月額制のホームページの場合は、
専用のしくみでホームページを作成している
ので、そのデータについては、ほとんどが、他のサービスとの互換性が無いということを認識しておく必要があります。
ただ、テキストや画像のコンテンツがあるので、それを元に、作り直すということになります。
ちなみに、ワードプレスで作ったホームページであれば、例えば、レンタルサーバーを変更しても、エクスポートしたデータを使用しての対応が可能となります。
機能面での制約がある(柔軟性に欠ける場合がある)
月額制のホームページサービスの場合、前提として、
そのサービス独自の仕様
での対応になります。
ですので、機能面に関しても、その範囲が限られてくることになります。
例えば、SEO面などで、細かい設定がしたい場合なども、内容によっては、難しい場合もあります。
あくまで、
一般的に必要と思われる機能
を前提に利用することになり、高度な機能、カスタマイズなどは難しい場合が多いと言えます。
仕上がりが、完成イメージと違う場合がある
月額制のホームページサービスを使って作ったホームページに関して
デザインが素人っぽい感じがしてしまう
あるいは、
途中まではできたが、なかなか先に進まないので、誰かに手伝ってほしい
といった状態になるケースがあります。
デザインについては、テンプレートなどに沿って作れば、それなりの仕上がりになるはずなのです。
ただ、例えば、色合いや、全体のバランスで、やはり、プロに比べると、見劣りしてしまう印象になってしまう場合もあります。
また、制作手順が比較的、標準化されているとはいえ、慣れていないと、時間がかかってしまったり、あるいは、設定の見落としなどがあったりする場合もあります。
ですので、途中で、ギブアップしてしまう可能性もゼロではありません。
そういった場合の対応策としては、
無料プランや無料期間
で、
事前に操作性をチェック
して、使い勝手を判断しておくと良いと言えます。
比較する際のポイント
月額制のホームサービスを提供している会社は、実際、たくさんありますので、どれを選択すれば良いのか、迷ってしまいます。
ただ、比較的利用者数の多いサービスは、絞られてきます。
また、それらは、いくつかの視点で、分類することができます。
国産のサービスかどうか
有名な月額制のサービスは、もともと海外のサービスを日本で展開している場合があります。
その場合、日本語での対応、サポートをしていますので、基本的には、操作上の不安などは、無いと言えます、。
ただ、判断基準として、そういったサービスを利用するか、もしくは、国産のサービスを利用するかという選択肢があります。
ペライチ
日本の会社です。
ホームページに詳しくない方でも、比較的容易に操作することができます。
小規模な法人のユーザーが多いのが特徴です。
Ameba Owned
サイバーエージェントの提供するサービスです。
無料プランもあります。
Jimdo(ジンドゥー)
運営は、ドイツ・ハンブルクにあるJimdo GmbH社。
日本語版はKDDIウェブコミュニケーションズが行っています。
Wix(ウィックス)
運営は、イスラエルの会社。日本では、「Wix.com Japan株式会社」がサービスを展開しています。
オンラインショップ向け
オンラインショップ向けの場合、決済機能ど、必要な機能が違ってきます。
国内では、
STORESとBASE
の2つが代表的なサービスで、利用者数も多く、人気です。
STORES
BASE
さいごに
ホームページ月額料金制のサービスの場合、
初心者でも導入しやすい
ということが、メリットのひとつと言えます。
ホームページの制作手順も、専門知識がなくても、比較的簡単な操作で、作り込むことができるようになっています。
ただ、その反面、拡張性や機能面の制限がありますので、SEO対策なども含めて、将来的に、機能面を充実させたい場合は、対応できない可能性があります。
ですので、機能的には、必要な項目に絞って、低コストで運用するということであれば、
コストパフォーマンスの良い選択肢
と言えます。
例えば、店舗のホームページやオンラインショップなどについては、
必要な機能に関しては、共通している
と言えますので、そういった機能のあるサービスを使えば、あえて、新たに開発する必要もないわけです。
いずれにしても、継続的な運用が必要となってきますので、事前に、操作画面をチェックして、比較検討されることをお勧めします。
以上、初心者向け「ホームページ月額料金制のサービス」の比較についての説明でした。