会社設立後、ホームページを制作する際に、
どのような方法があるのか?
を知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
会社のホームページを制作する場合、いくつかのパターンがあります。
それらのパターンと注意点について説明しています。
ホームページを制作する際の方法については、
目的と条件
によって、
制作方法
も変わってきます。
ケースとしては、
・急ぎで、尚且つ、コストを抑えた場合
・将来的なことを考えて、内容を充実させたサイトを作りたいが、コストは抑えたい場合
・ある程度のコストをかけて、しっかりとしたサイトを作りたい場合
といった状況が考えられます。
具体的な制作方法の選択肢としては、下記になります。
・急ぎで対応したい;月額制のサービスを活用する
→予めテンプレートが決まっている低コストのサービスを利用する
・機能や内容を充実させたいが、コストは抑えたい;レンタルサーバーを活用する
→ワードプレス(WordPress)等を使って自分で制作する
あるいは、レンタルサーバーのサービスとして、ホームページの制作を提供している先を選択する。
・コストをかける;外注する
→フリーランスや中小の制作会社に発注する
また、この他に、
無料のサービスを利用する
という方法もあります。
ただ、この場合、ページ内に広告がはいってしまうサービスがほとんどですので、注意が必要です。
会社のホームページで、そのページ内に広告が表示されると、印象がよくありません。
更に、
独自ドメイン(有料)を取得するかどうか
の選択肢もあります。
それぞれのケースの詳細と、注意点について順に説明していきます。
目次
パターン1 月額制のサービスを活用する
月額制のサービスについては、例えば、下記のような状況の場合に利用する場合があります。
目的 ;取り急ぎ、早く、ホームページを作りたい。
(銀行口座の申し込みや、銀行融資の際などに印象が良い)
記載する内容は、薄くても良い。
コスト;なるべく低く抑えたい。
工数 ;簡単に済ませたい。
この場合は、
予めテンプレートが決まっている低コストの月額制サービスを利用する
という選択肢が良いでしょう。
ホームページの作成ステップも比較的簡易がものが多いです。
利用される際は、作成手順を事前にチェックして、自身で設定できそうかを確認してから申し込みましょう。
また、独自ドメインで運用するかどうかという点も考慮する必要があります。
その場合は、下記の点に注意する必要があります。
・独自ドメインは、別途、費用が発生する。
・独自ドメインでのメールには、対応していない場合のほうが多い。
せっかく独自ドメインを取得したのだから、
そのドメインでのメール
も使いたいところですが、難しい場合があります。
【補足】
独自ドメインでのメールも使用したい場合は、
レンタルサーバーを契約して、そこで、独自ドメイン、メール設定を行う
という選択になります。
レンタルサーバーの月額費用的としては、1,000円前後のものもあります。
月額制のサービスに関して、具体的には、有名なものとして下記のようなサービスがあります。
海外のサービスもありますが(日本語化はされています)、できれば、
国産のサービス
のほうを選択したほうが、安心感はあります。
【参考;月額制のサービス】
■ペライチ [日本]パターン2 レンタルサーバーを活用する
将来的なことも想定して、
内容や機能を充実させたい
が、
コストは抑えたい
をいうようなケースでは、レンタルサーバーを活用するという選択になります。
パターン2
目的 ;ホームページの内容や機能を充実させたものにしたい。
内容も定期的に更新して、ページ数(記事数)も継続的に増やしていきたい。
(ページ数を増やすことで、SEOの効果も上がります)
コスト;なるべく低く抑えたい。
工数 ;自身で対応する場合は、手間がかかる。(ある程度、ホームページの設定の知識も必要)。
また、ホームページ制作サービスがあるレンタルサーバーを選べば、手間はかからない。
レンタルサーバーを活用する場合は、自社で、
・レンタルサーバーと独自ドメインの契約
をして、
・WordPress(ワードプレス)を使ってホームページを制作する
という流れになります。
また、上記にも記載したように、
独自ドメインを取得
して、
そのドメインをメールアドレスにも利用する
ということにも対応できます。
社員が増えた場合でも、そのドメインでの複数のアドレスが設定できるので、便利です。
設定に際には、マニュアルを見ながらの設定にはなります。
レンタルサーバーは、月額1,000円程度のものもあります。
レンタルサーバーも複数の会社がありますので、選択する際は、
・機能面(スピードや、安定性)
・設定の使いやすさ
・利用者の評価
などで決めていきます。
また、なかには、独自ドメイン費用も込みの会社もあります。
有名なレンタルサーバーの会社としては、下記があります。
WordPress(ワードプレス)については、自身でサーバーを契約してホームページを運営している人の多くがWordPressを使っていると言えます。
本屋さんにも、マニュアル本もたくさんでてます。
また、レンタルサーバー側でも、WordPressの設定がしやすいようになっている場合も多いです(レンタルサーバーの会社によりますので、事前にチェックしておきましょう)
また、
無料期間
を設けている会社も多いですので、無料期間の間に、
設定がわかりやすいかどうか
をチェックしてみても良いでしょう。
レンタルサーバーについて
レンタルサーバーを選ぶ際には、実際にたくさん利用されている先(国内シェアの高いサービス)を選定すると安心です。
国内のレンタルサーバーのシェアは、下記の状況となっています。(日本国内のWordPressサーバーシェア率(2023年1月))
(下記画像引用:マニュオン https://manuon.com/webhosting-share-ranking/)
下記に、レンタルサーバーをリストアップしています。
どれも、
無料のお試し期間
がありますので、事前に、使い勝手などを確認することができます。
■エックスサーバー
サービス歴も古く、信頼性の高いレンタルサーバーです。
スタンダードプランで、月額で1,000以下の金額となっています。
また、キャンペーン価格では、3年契約で下記の金額ですので、かなりお得です。
価格は随時変更になる可能性もあるため、下記公式HPでチェックしましょう。
【資料】エックスサーバーのサービス案内(PDF 計17ページ)
■ロリポップ
低価格がうりのレンタルサーバーです。
また、サーバーの高速化にも力をいれており、実際、かなり速いです。
こちらも、GMOグループの会社が運営しています。
■コノハウィング【ConoHa WING】
こちらも、GMOグループのサービスです。
後発のサービスですが、上記にも記載しましたが、高速化を含めたサービスの差別化でシェアを伸ばしています。
管理画面も使いやすいです。
参考:エックスサーバービジネスプラン
エックスサーバーの法人向けのプランの「エックスサーバービジネス」では、会社のホームページ制作が無料となっています。
かなりお得なプランです。
【お勧め!】エックスサーバーのビジネスプランについて
エックスサーバーのビジネスプランでは、
会社のホームページ(WordPress利用)の制作
を、
完全無料
で対応してくれるサービスがついています。
通常、外注で制作する場合は、数十万の費用が発生しますので、それが無料ということで、大変、メリットのある内容になっています。
ビジネス用のプランで、
3年契約の場合、月当たりの換算で、3,762円
となっています。
ホームページの月額制のサービスだと、だいたい同程度の金額かそれ以上の場合が多いですが、エックスサーバーのビジネスプランの場合、
・ホームページの制作まで行ってくれる
・WordPress利用による拡張性がある
・独自ドメインも含んだ料金(独自ドメインひとつが永久無料)
・PIXTAの無料素材が使える(約5,000万点)
という内容になっていますので、かなりお得感があります。
また、
無料お試し10日間
のサービスがありますので、事前に使用感を確認することができます。
▼エックスサーバービジネスでは、ホームページ(Wordpress)の無料制作サービスがついています。
エックスサーバービジネス
▼サービスの詳細は、下記資料(pdf)に記載があります。
▼お申込みはこちら
画面左の「すぐにスタート!新規申し込み」の箇所からお申込み画面に進みます。
無料お試し10日間がありますので、安心です。
パターン3 外注する
ある程度の予算が確保できる場合は、
外注
を活用して、しっかりとしたサイトを作成するという選択になります。
また、自社で対応するのに、
時間的な確保が難しい場合
や、
知識的に対応に自信が無い場合
も、外注での対応になるでしょう。
パターン3
目的 ;ホームページの内容を充実させたものにしたい。
内容も定期的に更新して、ページ数(記事数)も継続的に増やしていきたい。
(ページ数を増やすことで、SEOの効果も上がります)
コスト;ある程度、予算をとっている
工数 ;ホームページの制作に手間をかける時間があまりない。
制作の知識にも自信がない。
外注対応の場合は、依頼する先の規模によって、
基本的な予算感の違い
や、
注意点
があります。
もちろん、それぞれの会社によっても、
対応品質
の差もあります。
予算が限られているケースでは、
フリーランスや中小の制作会社
に依頼することになる場合が多いでしょう。
その際には、下記のポイントに注意しておきましょう。
フリーランスの場合
近年は、クラウドワークスやランサーズといったサイトを通じて、フリーランスの方に仕事を発注する機会も増えてきました。
ホームページの制作の場合、サイトをリリースした後も、場合によっては、更新などで後で確認をとりたいようなケースもでてきます。
フリーランスの場合、法人と違って、
アフターフォローの面でのリスク
があります。
具体的には、
連絡がとれなくなってしまうリスク
です。
ですので、あとで連絡がとれなくなることも想定して、
自社で更新、運営できるような状態
にしておくと安心です。
中小の制作会社の場合
制作会社によって、品質、制作料金、対応、アフターフォローの体制も様々です。
料金体系はもちろん、デザイン面も好みに合うかどうかも過去の制作実績なども参考に検討していきます。
また、見かけだけの問題だけでなく、SEO的な観点でもチェックしておく必要があります。
ワードプレスを使用する際は、
SEOに対応しているテンプレート(テーマ)
を使用することが大切になってきます。
また、デザイン面に凝りすぎると、ページの表示スピードが遅くなり、結果、SEOの評価が下がるという結果になります。
中小の制作会社の場合も、フリーランスの方の場合と同様に、
自社で更新、運営できるような状態
にしておくと安心です。
こちらの記事もご参考下さい。
ホームページ制作のコストについて
【補足】外注に依頼する際の注意点
外注を活用する際には、下記の点に注意が必要です。
注意点;独自ドメインの所有権について
独自ドメインの所有権に関して、
自社所有になっているかどうか
を必ず確認しておきましょう。
そうしないと、ホームページの運用を、
自社で行ったり、他社に切り替えたりする場合
に支障がでます。
独自ドメインの所有権が、外注先になっていると、将来的に、
最悪の場合、ドメインを変更する必要がでてくる
など、かなりのリスクになります。
悪質な会社は、途中で契約を切られないように、ドメインの所有権をわざと渡さないようにするようなケースもありますので、注意が必要です。
注意点;初期費用が「無料」のサービスについて
ホームページの料金設定で、
初期費用無料で、月額料金のみの設定
にしている制作会社もあります。
その場合、長期的にみると、トータルコストが高くついてしまう場合もあります。
サービス内容全体を事前に確認して、リスクの無いようにしましょう。
注意点;リース契約について
ホームページの制作を、リースで行おうとする会社は、要注意です。
数年前にも、リース商法といって、社会問題になったことがあります。
リース契約の場合は途中で解約できず、トータルコストも高額になります。
また、リース契約には、ハードは必要な為、PCやCD-ROMを納品してそれをリースの対象とするなどのやり口がとられる場合があります。
いずれにしても、リース契約によるホームページ制作を提案してくる会社には、注意が必要です。
さいごに
ホームページの制作のは、複数の選択肢があります。
注意点を押さえた上で、状況に応じた選択肢をチョイスしましょう!
また、ご相談にも対応していますので、お気軽にお問合せ下さい。