ホームページの
絞り込み検索機能の設定方法
について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
業種によっては、ホームページに、「絞り込み検索」の機能があると、便利です。(不動産会社のHPなど)ただ、通常、標準では設定されていないので、機能追加する必要があります。
例えば、不動産会社のホームページでは、物件の検索をする際には、ひとつのカテゴリーだけではなく、
エリア
価格帯
種別
路線
といった、複数の条件で検索ができると便利です。
掲載件数が少ない場合は、必要性は低いのですが、やはり、
掲載件数が多くなってくる
と、
絞り込み検索
は、必須で欲しいところです。
ただ、ホームページで絞り込み検索を設置する場合は、その為の追加設定を行う必要があります。
その方法としては、
既存のシステム(プラグイン等)を追加設定する
もしくは、
開発をする
の2択になってきます。
その場合、
有料のしくみ(システム)を購入して設定する
もしくは、
無料のプラグイン等を使って対応する
のいずれかになります。
下記に順に説明します。
※ちなみに、ワードプレスの場合、
カテゴリー、タグ、キーワード検索
だけで良い場合は、特に絞り込み検索を設定する必要はありません。
目次
有料のしくみ(システム)を購入して設定する
絞り込み検索の有料のしくみ(システム)に関しては、複数の選択肢があります。
主なものについて、下記に説明します。
絞り込み検索つきのテンプレート(ワードプレスのテーマ)
TCDという会社から、
絞り込み検索つきのテンプレート(ワードプレスのテーマ)
を購入することができます。
TCDは、目的にあわせたデザイン性の高いテーマを提供している会社です。
その中に、
というテーマがあります。
このテーマには、
絞り込み検索機能
がついています。
ですので、テーマの設定だけで絞り込み検索を使うことができるので、便利です。
但し、下記の2つの注意点があります。
・デザインレイアウトが決まっている
デザインレイアウトがきまっているので、そのレイアウトでの利用となります。
逆にかんがえると、そのレイアウトに必要な情報をいれていけばいいので、ある意味、効率的とも言えます。
・絞り込みできる項目の数
絞り込みできる項目の数が、下記のページのテンプレートにある内容となっています。
ですので、
検索項目を増やす
ということができません。
ただ、タグを使用することで、チェックできる項目自体を増やすことはできます。
いずれにしても、
ある程度きまったデザインレイアウト
のなかで、
一定水準のデザインでホームページを作成する場合
は、選択肢のひとつといえます。
VK Filter Search(絞り込み検索用プラグイン)
国産の絞り込み検索用プラグインとして、下記のものがります。
VK Filter Search
株式会社ベクトルという会社の提供しているプラグインです。
この会社は、複数のワードプレス用のテーマやプラグインを提供している会社で、安心感があります。
VK Filter Searchは、無料版と有料版があります。
複数の項目を同時に検索したい場合は、チェックボックスでの選択が便利ですね。
有料版は、¥31,900(税込)ですが、価格的には、良心的といえます。
大きな違いとしては、下記になります。
無料版;プルダウン方式で絞り込みの対象を選択
有料版;チェックボックスでも選択できる
【参照】無料版の検索結果画面 ▼
【参照】vk-filter-search-proの操作動画 ▼
絞り込み検索のプラグインは、海外製のものが多い為、こういった日本製のものがあるとうれしいですね。
また、このプラグインは、あくまで検索用なので、事前に、
対象となる分類
をしておく必要がります。
例えば、価格帯や広さなどといった項目です。
その際には、「Custom Post Type UI」ようなプラグイン(カスタム分類)を使用することになります。
使い方の手順については、下記サイトが参考になります。
不動産会社の場合
不動産会社のホームページの場合、「不動産プラグイン」というサイトで、
不動産会社のホームページ向けのワードプレス用のプラグイン
が複数提供されています。
本体は無料で、追加機能が有料という内容になっています。
ページ内のどこにも提供会社の表示がないので、調べてみると、
株式会社日本コンピュータ開発
という会社の製品のようです。
無料の本体のデモページは、下記になります。
デザインのイメージとして、少し、かたい感じのサイトになっています。
好みがわかれるところかと思われます。
下記ページ(不動産プラグイン導入方法)をみると、下記記載があります。
※テーマは 不動産プラグイン対応テーマ か WordPress標準テーマ(TwentyTen~) を使用してください。
https://nendeb.jp/17
※他社のテーマには対応しておりません。
※nendeb Biz Marketでは「不動産プラグイン対応テーマ」をご用意しておりますのでご覧ください。
TwentyTenは、無料ですが、その他に、
対応テーマが有料で提供されている
ということなります。
その場合、コストアップ要因となります。
(補足)サーチプラスfor不動産
不動産会社のホームページの場合、その他にも、
物件検索システム
に、サーチプラスfor不動産というしくみがあります。
機能的には、
作成したデザインのHTMLコードを管理画面に貼り付け、物件名などに置き換わる部分を変数(専用のタグ)に差し替える
という作業で設定することになります。
つまり、ページのデザインを崩すことなく、コードの差し替えだけで対応できるので、柔軟性があると言えます。
注意点としては、価格面になります。
下記の2つの料金設定となります。
大規模な不動産サイト向けの価格設定と言えます。
ダウンロード版
システム本体をサーバーに設置して利用。
ベーシック(標準機能) ¥275,000(税込)~
サーチプラス専用パック
製品ライセンス+サーバー管理+個別サポートを全て含んだプラン
スタンダード ¥66,000(税込)/月額
無料のプラグイン等を使って対応する
その他に、
無料のプラグインを使って対応する
方法もあります。
ただ、
絞り込み検索ができる無料のプラグイン
は、海外製のものもあり、また、プログラムの更新がなされていないものもありますので、そういった点に注意しましょう。
方法としては、先に、
カスタムタクソノミー(カスタム分類)
の設定をして、
その内容を、絞り込み検索のプラグインで検索できるようにする
という流れになります。
ちょっと、ややこしいかもしれませんが、下記ページに、手順を記載しています。
記載の内容では、「Configure WP Custom Fields Search」というプラグインを使用しています。
それ以外のプラグインでも同様に設定できるものがあるかもしれません。
いずれにしても、プラグインの設定の際には、直近で更新がなされているかに注意しましょう。
まとめ
上記に紹介したプラグイン以外にも、絞り込み検索できるものはありますので、ネットで調べられても良いでしょう。
ただ、海外製のもので、日本語対応されていないものもありますので、その場合は、設定時のハードルが高くなります。
かといって、外注で制作する際には、コスト面の問題がでてきますので、悩ましいところです。
そう考えると、お勧めは、上記に紹介した
「GENSEN」
もしくは、
vk-filter-search-pro
を候補としてあげることができます。
以上、絞り込み検索の機能についての説明でした。