古いアンドロイド端末で、サイトが表示されない問題について知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
古いアンドロイド端末で、これまで見ることができていたサイトが、表示されなくなってしまう原因について説明しています。
古いアンドロイド端末(Android 7.1.1未満)でサイトを閲覧する際に、
2011年10月
ごろから、これまで見ることができていたサイトが、
「この接続ではプライバシーが保護されません」
との表示で、表示されなくなる現象が発生しています。
メッセージの内容的には、
SSLに関するエラーメッセージ
ですが、PCからは問題なく閲覧できているので、やはり、端末側の問題があるようです。
いろいろ調べてみると、やはり、
SSLが原因
でした。
下記記事をみると、昨年(2011年)の11月の時点で、予測されていたようです。
■PC Watch 古いAndroidスマホで2021年9月以降、一部サイトが閲覧不能に
内容としては、多くのレンタルサーバーが無料SSLで使用している、
Let’s Encrypt
というSSLサービスに原因があるという記載になっています。
Let’s Encryptは、SSLサーバ証明書を無料で発行できるサービスで、自身の発行するルート証明書「ISRG Root X1」を利用した中間CA証明書のほか、IdenTrustの発行するルート証明書「DST Root X3」を利用してクロス署名されたものが使用されてきた。後者について、2021年9月1日に期限切れとなり、前者に一本化される。これにともない、前者を信頼しない一部の古い機器において、Let’s Encryptの発行する証明書を用いたWebページにアクセスできなくなる可能性がある。
PC Watch 古いAndroidスマホで2021年9月以降、一部サイトが閲覧不能に https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1287910.html
コノハウィング(ConoHa WING)やエックスサーバー、ロリポップなど、人気のあるレンタルサーバーの
無料SSL
は、このLet’s Encryptを使用している為、影響がでています。
さくらインターネットは、下記ページで、
「ISRG Root X1」を利用した中間CA証明書
を利用しているので、影響はない旨の記載があります。
■2021年にLet’s Encryptのルート証明書が変更!影響や備えておくべきこととは?
他のレンタルサーバーの対応はいつになるのでしょうか。。
ちなみに、ユーザー側の対応としては、
アンドロイドOSのアップデート
という方法がありますが、古い端末では、OSアップデートができない場合もあります。
(PCと接続してアップデートするという方法もあります)
その際は、ブラウザをFireFoxにするという方法もありますが、普通は、プライバシーエラーがでたサイトを、そこまでして閲覧することはないでしょう。
いずれにしても、レンタルサーバー側での対応を期待します。
ちなみに、この後、コノハウィングでは対応がなされています。
以上、古いアンドロイド端末で、サイトが表示されない問題についてでした。